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6.火星のChanneled Scabland

探査衛星バイキングからの火星の写真によって,火星表面の広範囲に水流の侵食を受けた地形が認識された.最近ではMars Global Surveyorに搭載された Mars Orbiter Laser Altimeterによる火星表面のDEMも得られるようになった.半世紀前にBretzによって詳細に記載された“Channeled Scabland”の特徴は,地球上に存在する同様の地形の好例として,今や惑星探査という新たな側面から注目をあびつつある.また,火星の水流地形が非常に大規模であることから,“Spokane Floods”と同様に,カタストロフィックな洪水によって形成された地形であると推測されている.前出のBaker教授も,火星地形の第一人者として精力的に活動中である.今では火星ツアーと称してコロンビア平原を見学するバスツアーもあるという.

火星と言えば,2000秋にワシントン大で開催されたデブリカバー氷河のワークショップ(これについては雪氷第62巻 第6号に報告を書いたのでそれを参照されたい)のとき,USGSのJ.S.KARGEL氏が火星の地形の解釈についてしきりに氷河屋・氷河地形屋にアドバイスを求めていた.そのときに「カナダのShaw教授は(地球の氷床で)氷底水流説を提唱しているがどうか?」と質問していたのが印象に残っている.Shaw教授に聞いたところ,彼は教授のところに直接訪ねてきて話をしていったそうだ.

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