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1.Channeled Scabland

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“Channeled Scabland” とは,ワシントン州東部に広がる玄武岩の溶岩台地が水流によって侵食された地域のことをいう.現在,Channeled Scablandのほとんどの地域は,カスケード山脈のRain Shadow側にあって,その侵食地形の規模に比べて乾燥しており,主な河川の流量も少ない.そのため,Channeled Scablandを形成した水流の供給源が常に問題にされてきた.

現在では,かつてCordillera氷床南東縁に“Glacial Lake Missoula”と呼ばれる湖が存在し,それが13,000年〜15,000前頃に繰り返し決壊して大量の水が大平洋に放出されるというカタストロフィックなイベントによって形成されたと考えられている.つまり,Scablandの地形は,この洪水が繰り返し発生したおよそ2000年間という短期間に形成されたことになる.

巨大洪水の流れが収束して顕著なチャンネルができた所は,引っかき傷のような乾いた谷(Coulee)を呈する.また谷の上部は玄武岩溶岩の柱状摂理の急崖をなし,その上にはかつてシートフローが流れた台地が広がって,まるで大地のかさぶた(Scab)ように見える地形をなしている.この独特の景観が“Channeled Scabland” の語源となっている(Bretz, 1923a: Geol. Soc. Ame. Bull., 34; 1923b: J. Geology, 31).

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