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From 2005/04/01

全行程図 -Glacial Lake Missoula地域-

2日目

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Map

Whitefishからさらに93号線を南下し,かつてGlacial Lake Missoulaの北翼を占めていたFlathead Lakeに出る.いよいよここから,1.5万年前に繰り返し発生したMissoula湖決壊の排水経路をたどる旅の始まりであるわけだ.
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湖の周囲の斜面には,かつての湖面を示す湖水線の跡が見られる.

P4290035s.jpg 93号線から西に折れて28号線に入り湖の南端に出る,そこは最終氷期末期のターミナルモレーンになっていて,湖水をせき止めている.ある時期には,このモレーンを乗り越えて湖水が下流に流出したイベントがあったことがわかっている.
P4290043s.jpg モレーンリッジの間には,良く円摩された礫と砂〜シルトのマトリックスが混在する流水堆積物があり,モレーンを乗り越えて流下した水流があったことを示している.

P4290054s.jpgモレーンの場所からちょっと南下すると基盤岩の高まりが露出するMarkle Passという峠になる.丁度ここが,モレーンや基盤岩のギャップによってFlathead湖と下流域とが分けられる境界になる.

この峠の下流側は平らになっていて,ジャイアントリップルマークとよばれる水流地形をみることができる.リップルのうねの上に立っている小屋を見つけて,はじめてその地形の巨大さに気づく.

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Pardeeはこの地形を見て,Missoula湖の決壊の可能性に気づいたという.

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さらに南下してPermaで200号線を東に入りRavalliで93号線に戻ってMissoulaに出る.ここでも,周囲の山肌にかつての湖水線をしめす縞模様が残っているのをみることができる.

途中,母熊とはぐれた小熊を見かける.

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Map

Missoula空港の近くで昼食を摂った後,今度は方向を変えて90号線を西に向かう.

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“Ninemile section”と呼ばれるハイウェーの切り通しの断面で,Missoula湖西部の堆積物を観察.10mほどの高さの露頭に,砂層・シルト・粘土層が交互に成層する堆積物がで露出していて,Rhythmiteとよばれている.砂ーシルト層は決壊時に,粘土のvarv状の層は静穏期に堆積したと考えられている.
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その後,ポテトの産地で有名な会田穂をまたいでいくつかの峠を越え,火星の初代御代大統領の名をいただく地域に抜ける.ちょうどこの峠あたりが氷床ローブでMissoula湖がせき止められていたダムの位置にあたる.Spokaneの市街地に入ったところで宿泊.


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